教育座談会の開催
9月28日(木)
法制情報局情報宣伝部主催で令和5年度教育座談会を開催しました。テーマは、「『生きる力』を育む道徳教育の充実に向けて」です。討議の柱として、「よりよく生きるための基盤となる道徳性を養う道徳教育の在り方」「児童生徒が、道徳性を養うことの意義を考え、理解し、主体的に取り組む道徳科の授業」の二つを設定し、出席者で質疑応答や意見発表、情報交換等を行いました。
講師(パネラー)は、教育行政から愛媛県教育委員会義務教育課指導主事、学校現場から愛教研道徳委員会委員長・公立小学校長、そして、学識経験者として元公立中学校長・公立幼稚園長の3氏を迎え、それぞれの立場から、現状や実践を踏まえた、今後の方向性や課題などについて話していただきました。
「組織的な取組を推進するためには、プロセスの共有、決定事項の共有、指導の持続化が大切である」「教師の立ち振る舞いも児童生徒の道徳性を育む環境の一部である」「道徳科の授業では、多様な考えを生かし、とことん話し合い、自分なりの答え(納得解)を持てるようにする」「なぜいじめが起こるのか。心のわだかまりを解消しようとする行為である」「先生や大人にいじめのことを言うことは、チクリではなく全ての人の人権を守る行動であることを確認する」等、講師が熱く語られる数々の実践と珠玉の言葉に参加者は魅了され、実践意欲が大いに高まりました。
この講話・御指導については、「愛教研グループウェア」で動画配信にて公開しています。会員の皆様、ぜひ視聴願います。さらに、愛教研「教育情報」380号(令和6年1月発行)に、本座談会の内容の詳細を掲載しています。併せて御覧ください。