第4回教育研究員会(支部研究部長会)の開催
1月31日(金)
第4回教育研究員会(支部研究部長会)を開催しました。
教育研究局長の開会挨拶の後、「学力向上に取り組む先進地視察事業」の一環で、熊本県髙森町における令和6年度文部科学省委託「リーディングDXスクール事業」の公開授業に参加した西宇和支部研究部長から、研修報告がありました。高森町では、小中学校と義務教育学校の3校が「自立した学習者の育成」のテーマの下、約10年間の教育改革を進めており、重点的に育成する資質・能力を「1 選択・自己決定」「2 意図を持った協働」「3 次に生かす振り返り」として成果を上げている様子が紹介されました。特に、子どものICTスキルが高く、一人一人に任せる(委ねる)学習によって学力が上がっていることなどが、高森町に継続的に関わっている大学教授などの有識者から高く評価されているとのことでした。
その後、研究部長の司会進行によって協議に移りました。まず、教育研究局長から、本年度の教育研究局の活動に関して、第51回愛媛県教育研究大会(発表大会)、教育研究局(研究部関係)事業、第57回教育研究論文応募状況、及び支部研究活動補助金支出状況の報告がありました。
次に、来年度の教育研究局教研局研究活動の計画に関して、令和7年度用「研究の手引」に掲載の「愛媛県教育研究大会の研究推進について」と「授業モデルの見直し案」、第52回愛媛県教育研究大会(統一大会)の推進計画、支部研究活動補助金、先進地視察事業、及び第58回教育研究論文募集要項案について協議・確認しました。
さらに、事務局長から、来年度の郡市教科等委員長会への派遣数を、各支部の学校数や会員数の実態に応じて削減する方向で県教科等委員長や支部長など協議を重ねていくことが説明されました。これを受け、来年度の郡市教科等委員長・専門研究委員会の開催について協議し、専門研究委員会代表委員選出・支部別代表委員の割当を決定しました。
今回の支部研究部長会によって、本年度の教育研究局の研究活動の成果と課題を確認するとともに、来年度の教育研究局の研究活動の見通しを持つことができました。なお、今回の支部研究部長会は、本年度の最終回になりました。各支部研究部長の方々には、1年間、大変お世話になりました。ありがとうございました。