今日の愛教研活動
青年教職員研修会(INGプロジェクト)の開催
青年部では、東・中・南予ブロック別に青年教職員研修会(INGプロジェクト)を実施し、親睦と情報交換を図るとともに、地域の特性を生かした活動を体験し、教職員の資質向上に努めています。ブロック別に輪番制で担当支部を決め、企画運営を行っています。
<東予青年教職員研修会>
令和7年8月5日(火)
四国中央支部が担当しました。午前中は、道の駅「霧の森」にて新宮茶飲み比べ体験を行いました。茶葉が育つために適している環境や一番茶の意味、美味しいお茶を作る方法など様々なことを学びました。新宮で生産されている希茶(緑茶)とほうじ茶の2種類のお茶を飲み比べたり、茶葉の佃煮と霧の森大福をいただいたりしました。午後からは場所を霧の高原に移し、バーベキューを行いました。連日の猛暑の中、霧の高原の適度な涼しさと景色のおかげで話が弾んだり、食事が進んだりして、日頃の悩みや疲れを吹き飛ばす有意義な時間となりました。四国中央市の特色が出せた活動となりました。
<中予青年教職員研修会>
令和7年7月28日(月)
附属支部と松山支部が担当しました。校種を混ぜた7グループで、ボウリング大会を実施しました。各グループで自己紹介を行った後、合間にサイコロトークを行うことで、ボウリングの間にも交流を深めることができました。その後、ダーツやビリヤード、ボルダリング、トランポリン、卓球など、様々な活動を行い、施設のアクティビティ体験を通して、初めて会った先生同士も仲良く活動できました。活動の合間には、仕事の悩み相談をしたり、プライベートな話題で盛り上がったり、積極的にコミュニケーションを取っている場面も多く見られました。
<南予青年教職員研修会>
令和7年8月4日(月)
宇和島支部と南宇和支部が担当しました。マリンスポーツでは、シーカヤックとシュノーケリングを行いました。須ノ川海岸は、「日本の渚100選」に選定されています。この日は曇っており、少し波が荒く、本来の美しさではなかったと思いますが、それでもサンゴの群生や色とりどりの魚たちが生息している青く澄んだ宇和海を堪能することができました。マリンスポーツで体を動かしながら活動をしたことで、参加者同士の親睦をすぐに深めることができました。そして、潮湯につかり体を癒した後、愛南町ならではの産地メニューや地元小学生が考案したメニューを堪能しました。
四年目研修会(四年目絆プロジェクト)の開催
8月7日(木)~8日(金)
国立大洲青少年交流の家で、四年目研修会を開催しました。この研修会は、「採用から4年目の教職員同士が親和を深め、会員の資質向上と、相互の連帯意識の高揚及び組織活動の活性化を図る」ことを目的に行っています。昨年度までは日帰り研修でしたが、今年度は、「交流をより深めるための日程」「熱中症対策のための日程」を考え、1泊2日(1日参加も可)の研修としました。
一日目の活動内容は、自己紹介を兼ねた四年目のつぶやき(サイコロトーク)、仲間づくりのレクリエーション(カプラブロック)、カヌー体験、野外炊飯(焼肉)&懇親会、二日目は、リズムアップ、ニュースポーツ(モルック、ソフトバレーボール)でした。
参加者からは、「四年目を迎えて、初任研やフォローアップ研修の頃には定期的に会っていた人たちとも年々会う機会が少なくなっていたので、このような研修会の場を設けていただくことが有り難いと感じている。たくさんの先生が参加できるように、このような出張に行きやすい環境づくりや、横のつながりを大切にしようとする私たち教師の意識が大切だと思った。」「市内の教員同士のつながりはあったが、今回、中予・南予の先生ともつながることができた。カヌー体験では、大人でも上達するのに時間がかかることを身をもって体感し、日頃の子どもたちとの関わり、指導の在り方についても考え直す機会となった。何よりも楽しく“笑顔”になれる研修会だった。」「同期や同世代のつながりを感じられて、とても楽しかった。こうやっていろいろなところで頑張っている仲間がいると思うと、仕事も頑張れるなと思う。たくさんの活動を通して、協力することや相手の新たな一面を知ることなど、学びが多くあった。」などの感想が寄せられました。
また、「夏休みらしい活動ができ、とてもリフレッシュすることができた。」「不安も緊張も忘れるくらい楽しかった。」の感想が印象的で、若い先生方の熱量を感じる充実した研修会になりました。
国立大洲青少年交流の家の所員の皆様、カヌーの楽しさを存分に伝えてくださった先生と、多くの方に支えられた研修会でした。来年度もたくさんの先生方の御参加をお待ちしています。
第52回愛媛県教育研究大会(統一大会)の開催
8月6日(水)
指名参加者389名(参集173名とオンライン参加216名)と来賓・大会役員84名が参加し、第52回愛媛県教育研究大会(統一大会)がエスポワール愛媛文教会館で開催されました。
開会式では、会長の開会挨拶の後、来賓を代表して愛媛県教育委員会教育長様から祝辞を頂戴しました。その中で、国や県が進める教育施策に触れられ、更に愛教研の研究に対する期待を語られました。
開会式後の基調提案では、教育研究局長から、研究主題「子どもが変わる教育の推進」を掲げた第12期から第14期の6か年の研究の成果と課題の振り返りとともに、本年度と来年度の2年間に渡る第15期研究では「主体的・対話的で深い学び」の一体的充実を図ることや、その実現のためのポイントなどが提案されました。
次に、今期の研究指定校である東温市立川上小学校と東温市立川内中学校から2年間の研究推進計画の報告がありました。両校とも児童生徒の実態などに基づいて研究の課題と仮説を設定し、授業や評価の改善など見据えた内容と方法を計画されていました。また、両校の計画に対して、愛媛大学の研究指定校アドバイザーから指導・助言があり、今後の研究推進に多大な示唆をいただきました。愛媛大学のアドバイザーには、今後も両校の研究に参画していただき、具体的な実践に即したアドバイスをいただく予定です。来年度の11月に両校で開催される発表大会において公開される授業や成果の発表が、今から楽しみです。
最後に、愛媛大学の研究部アドバイザーに、「『主体的・対話的で深い学び』の一体的な充実に向けて」という演題で講演をいただきました。この中で、これまでの研究指定校で御指導いただいた御経験を踏まえて、各校の成果と課題について意味付けや価値付けをされたり、現在進行中の学習指導要領の改訂の方向性などを紹介されたりし、更に「主体的・対話的で深い学び」の一体的充実を図るポイントなど、研究主題に迫る内容を御教示いただきました。
今回の統一大会の様子については、後日、愛教研グループウェアの掲示板からYouTube動画を視聴できるようにいたします。講演の資料も当日使用されたものがダウンロードできるようにいたしますので、会員の皆様の研修に役立ててください。
青壮年教職員夏季合同研修会・壮年教職員研修会の開催
7月29日(火)
午前中は、青年部と壮年部が一堂に会して青壮年教職員夏季合同研修会を開催しました。
ジョブカフェ愛Work事業企画開発グループディレクターをお招きし、「これからの社会を生きる若者と向き合うために~愛媛の若者の実態×社会に求められる力~」と題して講演とグループワークを行いました。“子どもの強み・持ち味を発揮する、育てる機会をつくることの大切さ”や“実践の後のリフレクションをする仕組みづくり”“他者とのコミュニケーションや、社会とのつながりの中で活動する機会をつくる”ことの大切さをアンケート調査結果や体験からお話いただきました。受講者からは、「現代の若者の課題を知り、自己肯定感を高めていくことや自分で考え課題と向き合う力を大切に支援していくことの大切さを感じた。」「自分の人生を自分でつくっていくために、自己理解、自己概念を見詰めることが大切。これを子どもたちに、いろいろな方法で伝えていきたい。」「基礎学力と専門知識に“社会人基礎力”を加えることが、社会人として(様々な人と関わること)大切な能力になる。」などの感想が多く寄せられました。
グループ協議では、支部活動について情報交換を行いました。「各青年部・壮年部での活動内容や課題が似ていると思った。それを互いに出し合って話すことが良いと感じた時間だった。」「いろいろな支部のことを聞けたり、先生方の働いている学校のことなど、ちょっとした雑談ができたりしたことが、いいひとときになった。」などの感想が聞かれ、有意義で横のつながりの大切さを感じる時間となりました。
午後からは壮年教職員研修会を開催しました。「大事な場面で実力を発揮するためのメンタルトレーニング」という演題で、脳力開発トレーニング「イプラスジム松山」代表から体験型の研修を受けました。受講者からは、「“日常は誠実に!明るく肯定的に考え行動する”という、私にとって最も大切な目指すべき指標を与えていただいた。」「ストレスや緊張は誰にもあるけれど、それをプラスに変えていくための段階的リラックス法や集中トレーニング法を実践できて良かった。目標設定シートを記入することで、しっかり自分を見詰めることができた。」などの感想が寄せられました。簡単にできる健康力・集中力・目標達成力・何事にも動じない心のしなやかさを高めるトレーニングもしました。
この研修が、今後、教育の現場や日々の生活の中で生かされていくことを願っています。
栄養教員部リーダー研修会の開催について
7月24日(木)
栄養教員部のリーダー研修会を開催しました。専門局長から指導講話から始まり、食卓文化研究家の先生から「食から暮らしを輝かせよう」と題して、様々な行事食について、意味や歴史的背景を教えていただきました。県教育委員会の指導主事からは、「学校教育の危機管理」と題して、異物混入や食物アレルギーの問題について解説していただきました。最後に、食物アレルギー対応について、各市町の取組等についての情報交換を行いました。今後も、秋の研究大会に向け、しっかりと実践していこうと意欲を高めることができました。